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神戸新聞、コラム正平調書き写し

俳優の高橋英樹さんは役作りの必要
性から、歴史や城に興味を持つよう
になったそうだ。昨年秋に朝来市で
開かれた全国山城サミットの記念対
談に登場し、城への愛をたっぷりと
語っていた◆特に石垣の魅力を「その上に
あった城を想像するのが良い。何もないと
ころが最高」と話し、「よくわからないま
ま天守や櫓(やぐら)を造らないで」と求めた◆この
苦言に思い浮かんだのが洲本城。豊臣時代
に築かれた石垣の上に、竜宮城のような天
守がちょこんと立つ。鉄筋コンクリート造
りで、かっての建築を復元したものではな
い◆だがこの天守、昭和天皇の即位を記念
して1928(昭和3)年に建てられたも
ので、現存の模擬天守としては日本最古と
いう。100年近い歴史があり、今では風
景に溶け込んでいる◆「桃太郎侍」など数
多くの時代劇に出演してきた高橋さんは今
までに7万人も斬ったそうだ。数えてくれ
ている人がいるといい「斬られ役がうまい
ほど主役が映える」とも◆石垣を「大きな
石、小さな石、どの石がなくても成立しな
い。人間社会そのもの」と表現したのは、
俳優人生で得た哲学なのだろう。大型連休
はまだ序盤。近場で済ませるのなら、あま
たある兵庫の城跡巡りはいかが?石垣の
上の建物の有無は、お好みで。2024・4・28

神戸新聞、コラム正平調書き写し

どちらも世間から「高い倫理性」が
求められる職業と思われている。に
もかかわらず、なんと大きな落差な
のか。天と地、いやそれ以上の開き
がある◆1月末、本紙社会面を読ん
で複雑な気持ちになった人もいただろう。
高砂市立中学校の男性校長がコンビニのセル
フコーヒーを不正に“増量〟したとして懲
戒免職された◆兵庫県教委によると、こっ
そり増やしたのは計7回、被害は約500
円。これで多額の退職金と教員免許、そし
て大切な信用を失った。「出来心でやって
しまった」と語ったという。代償の大きさ
に言葉もない。教師、校長という仕事は、
それほど重い◆片や、とここから先は言う
のも嫌になる。裏金問題で右往左往した自
民党がきのう、関係した議員の処分を発表
した。不記載が500万円未満なら幹事長
の「注意」で済むという。線引きの理由は
多額かどうか◆先の校長ならどう思うか。
いや、まずは不記載のあった兵庫の4議員
に聞いてみたい。500万円未満は少額で
すか。内輪の処分でお茶をにごせるほど、
軽い職業ですか。高い倫理性を求めた国民
が愚かですか◆幕引きという言葉は、歌舞
伎の幕に由来する。役者の派手な立廻(たちまわ)りが
終わって、ついに終幕。万雷の拍手ーとは
なるまい。まだ幕間(まくあい)だろう。2024・4・5

神戸新聞、コラム正平調書き写し

その小説の主人公は「一体日本人は
生きるということを知っているだろ
うか」と問いかける。小学校の門を
くぐると、一生懸命に学校時代を駆
け抜ける。その先には生活があると
思うからだ◆それで終わらない。職業につ
くと、それを成し遂げようとする。やはり
先に生活があると思うから。しかし主人公
は思う。現在に生活がなくては「生活はど
こにもないのである」と。この作品は明治
期に森鷗外(もりおうがい)が著した「青年」◆将来のため
勉強を頑張る。仕事に励む。生活を先送り
する生き方は明治から変わらない。とくに
学校時代に「現在」に重きを置くのはなか
なか難しい◆かつて思想家・武道家の内田
樹(たつる)さんが、中高生に向けたこんな文章を本
紙に寄せた。「どんな学問や仕事を選ぶに
しても『努力することそれ自体が楽しい』
ことを基準にしてください」◆やっている
と楽しいことを見つけてほしいと、内田さ
んは言う。勉強など楽しめないという声も
聞こえてきそうだ。でも探してみれば面白
いところもあるはず。部活や校内行事でも
いいだろう◆きょうから新年度。学校では
新しい学年が始まる。これからの1年はも
う二度と来ない。単に駆け抜けるだけでは
もったいない。それぞれの「現在」を、楽
しく輝いたものにしてほしい。2024・4・1

神戸新聞、コラム正平調書き写し

千円や2千円でも賭け事で損をした
ら「アホらし」と感じる人間には想
像もつかない世界があるらしい。マ
カオやシンガポールのカジノで総額
100億円以上を失い、関連会社の
金を流用した特別背任容疑で逮捕された男
がいる◆懲役4年の実刑判決を受け、刑期
を終えた大王製紙の元会長、井川意高(もとたか)氏が
かって、その異常な "快楽„について、朝
日新聞のインタビューに答えている。再録
しよう◆「地獄の釜をのぞき込むようなジ
リジリ焼け焦げる感覚が快楽でした」「ギ
ャンブラーという生き物は、大きく負けて
いる方を『格上』と捉えます。それだけ元
手とお金をひっぱる力、度胸があるから、
です」◆共感はしないが、背筋が凍るよう
な恐怖感は伝わる。儲(もう)けるのが目的ではな
い。人生が破滅するような、そのスリルこ
そがたまらない―ギャンブル依存症の怖さ
だろう◆まさかあのイッペイさんが・・・と野
球ファンでなくても驚いているだろう。米
大リーグのスター大谷翔平選手の通訳、水
原一平氏に違法賭博疑惑が浮上し、選手ら
に「ギャンブル依存症」を告白したと伝え
られた◆水原氏に何があったのか、大谷選
手の関与はあったのか、まだ詳細は分から
ない。ただ、これだけは言える。「地獄の
釜」に近づいてはいけない。 2024・3・23

ちょっと我がコラム
この記事読んでてムカムカした刑期を終え
罪を償ったとは言うものの井川意高さんと言
う人はなんと自分勝手でわがままなのか、自
分さえスリルと快楽を満喫出来たら良いのか
腹が立つ大谷の通訳も無茶苦茶むかつくわ、

神戸新聞、コラム正平調書き写し

ブリ、タラ、甘エビに越前ガニ。格
別なのは雌のこうばくガニで、地元
に行かねば味わえない。「北陸時の
冬」という一遍で、好物を書き連ね
ていくのは文芸評論家の山本健吉さ
ん。母の里が金沢だった◆「北陸の冬は雪
景色もさることながら、おいしいものが集
中的に現れる季節である」。職は北陸にあ
り。それを象徴するのが各地の市だった。
能登半島の地震で焼けた輪島の朝市もその一
つ◆「こうてくだ、こうてくだ。ぶりと
かにと たこと いか/とれたてやぞ」。
おばちゃんたちの声とおしゃべりが飛び交
う光景を描いた絵本「あさいち」(福温館
書店)が今月、復刊された◆「こぬかいわ
しどうねー」。新鮮な魚に干物、塩やぬか
に漬けた食材が並ぶ。「ほんとの じねん
じょやぞ」。山の幸に畑で採れた野菜も。
水彩の絵を見ていると、にぎやかなやりと
りが聞こえてきそう◆明日23日、金沢市で
「出張輪島朝市」が始まる。営業するのは
まだ一部だが、「輪島での復活まで朝市の
灯を消さない」との決意が伝えられる。最
初の一歩、でも大きな一歩◆絵本が描かれ
た1970年代、市場は社交場で、地元の
人は「市の風に当たりに行く」と言って出
かけたとか。ボランティアに観光に。能登
の風に当たりに行きませんか。2024・3・22

神戸新聞、コラム正平調書き写し

春はセンバツとともにやって来る。
♪ああ甲子園 草の芽 萌(も)え立ち―
淡路島出身の阿久悠さんが作詞した
大会歌「今ありて」が聞きたくて、
第96回選抜高校野球大会の開会式を
のぞいた◆球場に入ると「甲子園の土」が
入った記念キーホルダーを貰った。今年
はセンバツが始まって100年、甲子園球
場の完成から100年の節目だ。甲子園の
土といえば、選手しか持ち帰ることができ
ない憧れの土。球児の仲間入りをした気分
になった◆若い生命がはじけるような行進
を外野席から眺めながら、大正、昭和、平
成、令和の名勝負が頭をよぎる。つらいコ
ロナ過をへて、スタンドのにぎやかな応援
も戻った◆なんといってもセンバツの魅力
は、その名の通り「選抜方式」にある。能
登半島地震があった石川県輪島市からは日
本航空石川が選ばれた。神戸出身の中村隆
監督は、小4で阪神・淡路大震災も経験し
たそうだ◆「能登に元気を届けたい」。監
督や選手たちのそんな意気込みを聞けば、
センバツ出場23回目の伝統校、地元・兵庫
の報徳学園に負けないぐらいの声援を送り
たくなる◆選手宣誓は「今ありて」の歌詞
が引用されていた。初日は二つの延長戦な
ど好ゲームの連続。それはいいが、甲子園
の風の冷たさよ。春よ、来い。 2024.3.19

ちょっと我がコラム
日本航空石川が選抜方式で選ばれた・・・
「神戸出身の中村隆監督は、小4で阪神・淡路大震災も経験したそうだ」、私思うに再度大災害に遭う人が割とあるんだなぁと思った、色んな所で度々耳にする、この方も阪神淡路大災害に遭われてこの度の能登半島大地震、人間生きてる間に一度有るか、無いかの事だと思うのだが、何故なのかなぁ~~

疑問解消!!

ファイル 37-1.jpg

コラム記事、正平調を書いているのはどんな方だろう
以前から気になっていた事が今朝の新聞折り込みに
現在は林芳樹さん、この方が正平調を執筆されてて
正平調の本が出版されるらしい本の売り込みだ、私は
新聞でパソコンで節約ぶりの発揮(笑)
その折り込みをここに張り付けちゃおう

コピー機でスキャンが上手く保存できない、
ワンドライブにしか保存できないのか??ようわからん
で、今までと同じ方法で、カメラで写して

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