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■ 神戸新聞、オピニオン発言欄 |
2024年08月22日(木) |
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!!終戦特集!! 8月15日投稿文 子供の頃の戦争体験談や暮らしぶり等を後世に伝える企画 タイトル ◆ 戦争は何も残さない ◆ 丸谷 美佐惠 84歳(無職 豊岡市) 暑い夏の田舎。8月15日 の終戦は鮮明に記憶に残っ ている。 長いサイレンの音が聞こ えた。5歳だった私は、ど こかの家からのラジオの声 を聞いた。 内容は理解できなかった が、それが終戦のサイレン と「天皇陛下のお言葉」だ と、後になって知ることと なった。 時が過ぎて10月の秋祭り の頃、祖父が亡くなり、子 どもである私は家の縁側に 座っていると、軍服を着た 男性が家に入ったので伝え ようとしたところ、それは 次兄であった。兄が兵隊に 行っていたことも知らず過 ごしていたのだった。 祖父の出棺前に兄が帰郷 できたことは、何と不思議 なことだったのだろうと思 い出す。また3番目の兄は 「若い血潮の予科練の...」 と歌われる予科練に入隊し ていて、戦場にたつ直前に 終戦の報を伝えられて難を のがれたという話を聞いた が、精神的にはつらい日々 を過ごしてたらしい。 戦争は何も残らず、悲し みだけは消えない。 |
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