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正平調書き写し 2023年12月09日(土)

  NHK連続テレビ小説「ブギウギ」を欠かさず見ている人なら、今週は何度も胸が締め付けられただろう。1941(昭和16)年12月、82年前の年の瀬を追体験するかのように物語は進んだ◆主人公スズ子のモデルは音楽の力で戦後をあかるく照らしたスター歌手笠木シヅ子である。大阪から東京の歌劇団へ移り人気を博し始めた頃、世の中に暗い影が忍び寄る◆ときは太平洋戦争の開戦前。明るく派手な歌とダンスは敵性音楽のレッテルをはられ、大好きな弟は戦死してしまう。悲しみを悟られぬよういつも通り事務所に行くと◆〈臨時ニュースを申し上げます、臨時ニュースを申し上げます〉。ラジオが2度、日本軍の真珠湾攻撃を伝える。ドラマの放送は4日前だったが、史実は昨日の8日朝◆「ものすごく開放感がありました。パーッと天地が開けたほどの解放感でした」と、当時17歳だった思想家、吉本隆明は自著に書く。ドラマでも沸き立つ街のなかで、スズ子は戸惑ったまま「バンザイ」と叫ぶ◆今の私たちはこの結末を知っている。過去から学ぶ。この使い古された言葉を磨き直す一日にしたい。 2023.12.9

チョット我がコラム
日本は戦争に負けた事無しって生前母が言ってた、戦争のニュースが流れると大方の国民は意気昇進で沸き立つたものらしい、戦犯東条英樹がどうのこうのっても、母の意見は少し違ってたように感じてる、
25年位前になるかな?インターネットが少し面白くなってきた頃知り合ったアメリカ在住の方が仰ってたこと想い出した映画パールハーバーを見たいけど、映画館を出る時がとても不安でと...日本人と見ると石を投げられたり怖くて、躊躇してますと言っておられたのを記憶してる、
その時、まだまだこの世に姿かたちも無いものにお前が悪い、とか責任を押しつけるのもいかがなものか?
要するに戦争は負けても勝っても正義無しと言うことでしょうね、
 



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